旅行者としてシンガポールで初めてゴルフをする場合、これからシンガポール駐在、そんな人にはやはり当地のゴルフ場のシステムや習慣などについて少しでも知識があれば溶け込み易いのではと思います。
スタート予約の手配や、ゴルフ場での受付から食事、そしてプレーの流れや心得などなどについて説明しておきましょう。
シンガポール島内にゴルフ場は14箇所もありますが、パブリックのゴルフ場は1箇所のみ、他は全て会員制のクラブです。
国境を越えてマレーシアやインドネシアでのゴルフ事情についても触れておくことにします。
島内のゴルフとは別にリゾートゴルフの楽しみもまた格別です。
駐在をされている方達にとっても国境を越えてのゴルフは切り離すことは出来ない環境にあります。
また当地に数年間駐在を予定する方へのアドバイスとしてクラブの会員権の形態などについても説明しておきたいと思います。
四季はなく年中真夏の熱帯気候、温度は日中の最高が32~33度までで日本の真夏の猛暑に比べればはるかに涼しく感じられます。
夜は最低で24~25度まで下がりエアコンも要らないくらい。
雨は降るとすれば雷を伴うスコール、日本のようなしとしと雨は殆どなく降りだしたらゴルフは中断、大抵は雷を伴い避難小屋で30分くらいじっと待つしかない。
単位面積当たりの落雷は世界一、必ず避難小屋に逃げることが肝心、大きな木の下は雷を待っているようなものです。
ゴルフ場で傘を貸すことはありません、自分のマイ傘は常備品です。
シンガポールは赤道直下(北緯1度)、年間を通して日照時間がほぼ均一、朝は7時に明るくなり夜は7時で暗くなります。
プレースタイルは18Hスループレー、午前は7時から9時ころまでティオフ、午後は12時から2時ころまで、1日2Rは問題なし殆どのクラブは2人乗りのバギー(日本ではカートと呼ぶ)でのプレー、キャディ付きはシンガポール・アイランドCC(SICC)のブキットコースだけ。
プレーにはスポーツドリンクや水は必需品、熱中症には気をつけなければなりません。
強い日差しの中でのゴルフ、現地で慣れた人でも日焼け止めクリームもしっかり塗っておかないと火傷と同じになります。
服装の規制はあまりないので、男性なら半ズボンにショートソックス、アームカバーなどが標準的なスタイル、ただ襟なしのティーシャツは不可、シャツはタックインで行きましょう。
国の面積が淡路島くらい、どこのゴルフ場へ行くにも、市内中心地から近いところは車で20分、遠いところで最大40分程度です。